高齢・老犬用ベッドマット開発物語 ~ブレスエアー選定編~ 3/4

2011-01-20 05:20:14

ペット用マット開発物語

今年の春導入に向け、現在最終調整を進めている高齢・老犬用ベッドマット。

サイズは、前回お伝えした通り、使いやすさを考えて3種類を導入予定。

そして本日は、商品の主役となるブレスエアーの銘柄選定についてお話します。

ブレスエアーソムリエと自称するほどですので、選定は一見とても簡単に思えるでしょう。ところが、実はこれが意外と難しい。人間の腰痛に効果が高い銘柄、寝たきりの要介護者向けに最適な銘柄については、臨床実験データや実績評価があるので、選定に悩むことはありません。それに対し、ワンちゃんの実績データは非常に少なく、悩ましいところ。

そこで、当店で素材単体をご購入頂いたペットオーナーの方からのご評価、知り合いの方へのモニター依頼等を昨年秋より開始し、獣医さんの意見も参考にしながら、その評価分析を行いました。

高齢・老犬用ベッドマット開発物語

口のきけないペットの満足度評価をするわけですから、正直なところどこまで正確かと問われれば、答えに窮します。したがって、オーナーさんそして我々の主観が多分に入りますが、最終的に「厚さ30㎜以上の、中高密度ソフトタイプ」が最適だという結論に達しました。
以下、その理由になります。

  • 高額なブレスエアーベッドマットを必要とするワンちゃんは、足腰が弱くなり、ベッドマットの上で過ごす時間が多くなる高齢な老犬が中心。 ⇒ 硬いハードタイプより、タッチの柔らかいソフトタイプの方がベター
  • 立ち上がる際、ある程度の弾力性があれば起き上がりが楽になる ⇒ バネ応力がしっかり働く中高密度タイプ
  • 体重は10~30kgが主流 ⇒ 痩せ型、太ったワンちゃん等で求められる厚みは異なるが、体重のあるワンちゃんでも底着きがなく快適に過ごせる30㎜以上
  • 腰痛や床ズレ防止効果が期待できる仕様 ⇒ 体圧分散に優れ、且つ適度な弾力性のある、中高密度ソフトタイプ

この銘柄なら、体重2~30kgの寝たきりになった子でも、底着きすることなく快適にお休み頂けます。

一方、体重40kgを超えるような寝たきりの大型犬には、厚さ30㎜の中高密度ソフトタイプ一枚では、底着きや体圧分散効果がちょっと不安です。値段は上がっても、しっかり効果が期待できる仕様に仕上げる必要がありそうです。では、どんな特別仕様にしたらよいのやら?

高齢・老犬用ベッドマット

そんな思案をしている折、TEAM爽快潔リビングのWEBデザイナー安藤さんから、クライアントの大森さんを紹介して貰いました。大森さんのご両親の愛犬であるジャーマンシェパードが高齢で寝たきりになり、ひどい床ズレを患っているとのこと。体重が50kg近くあるということなので、構成は人間向けと同等レベルが必要だと仮定。

そこで当店の看板商品であるFour Seasons敷布団で使用しているブレスエアーの構成を参照して提案。下層に30㎜の中高密度ハードタイプ、上層に30㎜の中高密度ソフトタイプを重ねた2層式。弾力性に富んだハードタイプでバネ応力を効かせ、体圧分散性に優れたソフトタイプで体を優しく包み込むので、寝心地としては申し分ありません。但しこれは人間向けの話であって、果たしてワンちゃんからの評価は???

高齢大型犬用床ズレ防止ベッドマット

高齢大型犬用床ズレ防止ベッドマット

高齢・老犬用ベッドマット試作品に横たわるジャーマンシェパード犬

ご使用頂いてから2週間後、大森さんから信じられない経過報告が届きました。それまで使用していた低反発ウレタンマットでは出来なかった寝返りが、ブレスエアーに切り替えてから行えるようになったそうです。そして、床ズレ箇所も回復し始め、1週間後からは起き上がることも出来るようになったとのこと。

「xxの奇跡」と銘打った詐欺まがいの誇大広告にあるような話で、モニターをお願いした私自身にも半信半疑なご報告。その床ずれに対する著しい成果をこの目で確かめたいと思い、お礼を兼ねたご挨拶に伺う日取りを、2週間後に設定しました。

とても悲しいことに、我々が訪問した前々日にそのワンちゃんが天命を全うし、会うことができませんでした。亡くなられたワンちゃんにお線香をあげたあと、大森さんから「ブレスエアーの奇跡」のお話を、じかにお聞きしました。ブレスエアーがワンちゃんの命を救うことは出来なかったけど、ブレスエアー製のベッドマットのお陰で最期を安らかに過ごすことが出来た事に対しての感謝の念を頂き、胸が熱くなりました。

高齢・老犬用ベッドマット開発物語

実は、この大森さんは警察犬を育成する指導員であり、同時にペットのしつけ教室やペットホテルも経営する、正にペット保育のプロ。当店で老犬用ベッドマットを今春展開する上で、非常に沢山の学びを頂きました。また、ブレスエアーの凄さを目の当たりにされた大森さんから、同じような境遇にいるペットに今後ブレスエアーをご紹介頂けるお話も頂き、今後のコラボレーションが楽しみです。

http://www.lovedog-hidamarian.jp/ (大森さんが福井県小浜市で経営する、ペットホテル陽だまり庵のHPです)

最終的に変更するかもしれませんが、現時点では以下のブレスエアー銘柄で老犬用ベッドマットの商品企画を進めようと思っています。

S/M/Lサイズ ・・・ 中高密度ソフトタイプ厚さ30㎜

Lサイズデラックス ・・・ 中高密度ハードタイプ厚さ30㎜ + 中高密度ソフトタイプ厚さ30㎜ 2層式

次回は、老犬用ベッドマットの側カバー選定について、綴りたいと思います。

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